スケジュール

営業道場報告書(京都道場) NO.133

☆日 時  2017年5月12日(金) 19:00~21:00
☆場 所  新京都センタービル 5階 会議室
☆参加者  5名(吉田師範、池尾、大橋、西村、杉山)
☆内 容  「名刺交換から話題を創る」
       進行指導:杉山

◎私の自宅近くに昨年(4月29日)オープンした「京都鉄道博物館」があります。
皆さんは“汽車土瓶”をご存知でしょうか?ふたが湯呑代わりになった携帯用のお茶で、昔は汽車に乗る際に駅弁のお供として買い求めたものです。
それが40年ほど前に手軽なポリ茶瓶が登場して、すっかり姿を消してしまいました。パックの茶葉が入れてあって、お湯を注いでもらう。使い捨てなのですが、駅ごとに陶器の意匠が違って、お土産がわりに持ち帰る人も多かったようです。
そんな懐かしい汽車土瓶が今や文化財らしい・・・と、1周年を迎えた鉄道博物館で目にしました。

◎本日の鍛錬は日頃何げなしに名刺交換をしていることに注目して、いただいた名刺からいかに話題を創り、お客様といち早く親しくなるか・・・について学びましょう。


本題に入る前に、お客様と会話する中で正しい言葉遣い(敬語)が出来ているか振り返ってみましょう。

◆知らずに使うと恥をかいている:次の例題をお客様に対して使う言葉に修正してみましょう
例題
先日送った資料を拝見していただけましたか?
先ほどお客様が申された件ですが、
ご苦労様です
お世話様です
参考になりました
感心しました
なるほど
了解です
おわかりいただけましたか?
分からないことはありませんか?
食べれる、見れる、来れる
・・・じゃないですか(文中の語尾上げ、半クエスチョン)
そろそろ会場に参りませんか
とんでもございません
 
修正
先日お送りしました資料をご覧いただけましたでしょうか?(依頼形に)
先ほどお客様がおっしゃった件でございますが、
お疲れ様です
お世話になります
勉強になりました
感服いたしました、「さすがでございます」
おっしゃるとおりでございます
承知いたしました。承りました
ご理解いただけましたでしょうか?(依頼形に)
ご不明な点がございませんか
食べられる、見られる、来られる(「ら」抜き言葉にならないように)
ご存知のように、実は・・・このようになっております
そろそろ会場へいらっしゃいませんか
とんでもないことでございます(「とんでもない」でひとつの言葉です)
 

※いかがでしたか。敬語は使い慣れないとなかなか難しいですね。特に尊敬語と謙譲語が入り混じった使い方や、二重敬語には要注意です。

 

名刺交換から話題を創る


・そもそも名刺交換をする・・・・というのは、初対面が常です。その方と再度名刺交換をする機会は、住所や役職、電話番号、メールアドレスなどが変更になったときです。
そうすると、いかに初回時に名刺を話題にして、相手のビジネス上のプライベート情報や、仕事ヒストリーを聞き出せたら、いち早く親しみが増すというものです。
 

◆名刺からこんな話題を探りましょう

①会社名の書体が珍しい
②社名の由来
③職場での職歴
④お名前(珍しいお名前なら直ぐに)の由来など
⑤社名のロゴの意味や色の意味
⑥名刺の紙質やデザイン
⑦QRコードに内容
⑧メールアドレスから(大文字などの由来など)
⑨住所から(史跡や歴史など)
⑩裏面も必ず観て話題を探す
 

◆ここからは、2名1組となって、名刺交換をし、まずは名刺をしっかり観察して、
 どのような質問をするか・・・メモに記しましょう。
 それから、一人づつ相手に話しかけてみましょう。

※以外と話題があるものですね。互いにお話しされているときの表情は、笑顔が素敵で「よくぞ聞いてくださった」・・・・感でのお話が和やかです。

◆次に名刺交換からの話題で、相手の「ほめる」ところを探していただき、お互いにその部分をほめてください。

※「ほめる」とは、①「人」の価値を発見して伝えること
         ②「モノ」の価値を発見して伝えること
         ③「出来事」の価値を発見して伝えること  です。

 

本日の営業道場での学び:「観察」力をしっかり磨くことは、人間関係構築のベースです。
 ✿「観察」とは=観る ⇒ 客観的に注意深く観る、ありのままに観る、
              理解しようとよく観る
  ・「観察」により得られる情報=客観的情報と主観的情報があります。
   客観的とは、ありのままの事実。主観的とは、相手の想いや考え。
  ・名刺交換場面では、“何”を観察したらよいのかを意識することが重要ですね。


★次回の営業道場は、6月9日(金)19:00~21:00
★場所は、新京都センタービル 5階 会議室です。
★内容は、「ビジネスメール文書のマナー」
     以外とビジネスメール文書のマナーを知らないで日常、
     お客様、社内間でのメールのやりとりをしていませんか?
     基礎をしっかり理解しましょう。

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