スケジュール

営業道場報告書(京都道場) NO.135

☆日 時  2017年7月14日(金) 19:00~21:00
☆場 所  新京都センタービル 5階 小会議室
☆参加者  4名(吉田師範、西村、奥村、杉山)
☆内 容  「ほめて部下を育てる~~~やる気を引き出すコミュニケーション」
      進行指導:杉山

◎7月の京都は祇園祭一色です。7月10日の神輿洗いは、山から鴨川を下る神様をお迎えして、八坂神社で祀り、お疲れになった神様に28日、鴨川にお戻りいただく大切な神事です。今年も前祭山鉾巡行が17日、後祭巡行が24日に繰りひろげられますよ。

◎本日の鍛錬は、「ほめる」ことでやる気が喚起され、「ほめる」ことで自分自身が変わることを体感することとしましょう。

「やる気」を出させる要因とは

◆フレデリック・ハーズバーグの理論より:2要因理論(動機づけ・衛生理論)
⇒人間の欲求を、動機づけ要因(人間として成長して自己実現を満たすという欲求)と、
衛生理論(意欲を減退させない、不快を回避したいという欲求)の独立した2つの
要因にわけて研究する理論。

✿動機づけ要因:やる気を出させる要因
要 因 事例として
達 成 指示された仕事をやり遂げる。生産性が改善する。
プロジェクトが成功した。
承 認 上司に褒められる。同僚や後輩に頼りにされる。
能力、努力、成果等を適切に評価される。顧客からの評価が良い。
仕事それ自体 仕事が楽しい。モノを作るのが好き。営業で顧客と話すのが好き。
理念や価値観に共感できる。
責 任 責任ある仕事を任される。
昇進・昇格 より上位の役職に任命される。
より上位の職能等級に格上げされる。
成長感
成長の可能性
自分自身の成長を実感できる。能力向上していける環境、制度がある。
目指したいと思うような魅力あるキャリアパスが整備されている。

✿衛生要因:不足するとやる気にマイナス作用するが、それがどれだけ改善されてもプラスに作用することは少ない → 不満の解消対象
要 因 事例として
人間関係 仕事の方法について意見交換が少ない。自分と合わない上司や同僚がいる。
悩んだときの相談相手がいない。職場のコミュニケーション、人間関係が悪い。
労働条件
(賃金・労働時間・休日等)
仕事の割に賃金が低い。労働時間が不規則である。
有給休暇が取りにくい。
職場環境 職場の規律が乱れ、雰囲気が悪い。仕事にムダやムリが多く、生産性が悪い。
問題があっても改善に取り組む風土がない。
職場の方針や運営 理念や方針が明確にされていない。理念や方針に共感できない。
役割分担が不明確。指示命令系統が統一されていない。
役職者のあり方 役職者の指示・命令が不適切。役職者の言うことが首尾一貫していない。
役職者が身勝手である。
※特に本日は、動機づけ要因の「承認」について掘り下げてみましょう。

「承認」を考える:認める・認められることの重要性

◆承認とは、
・部下の良いところを認め、それを言葉に出して伝えること。
・部下の存在そのものを肯定的に認め、それを伝えることが基本。
・部下のモチベーションを高める効果がある。
◆承認が不足している場合は、部下は自己肯定感が低くなる
・「自分はダメだ」「無理」「難しい」
・周りの目を気にして消極的になっていく。
◆部下を自発的に動かすには、「重要感」を持たせること
・かけがえのない存在と見られている。
・期待されている。
・「このチームのため」「この上司のため」にと思えるようになる。

◆承認の種類には、
①存在承認
⇒仕事のプロセスや成果に関わりなく、その人が同じチームに存在していることが素晴らしい。そして、それを認識し、ありがたく思っている。
と、言うことを折りに触れて伝えていく。
✿まずは、挨拶や日常のちょっとした声掛けで十分です。
「○○さん、おはよう」・・・と、相手の名前を呼んで挨拶する。
「今日は暑いから気をつけて」「風邪は治った?」・・・などと声をかける。
★挨拶とは、「愛」を察する言葉=愛察なり(人と人をつなぐ愛の言葉)

②プロセス承認
⇒結果や成果に関わらず、努力や工夫のプロセス、日常の言動や習慣などで、
「これは良いな」と思えることを素直に伝えること。
✿「いつも早く出勤しての準備助かるよ」
「今年の新入社員のお世話、ありがとう」  など、
プロセスをしっかり観て努力の過程を承認することが大切。

③結果承認
⇒良い成果・結果に対して心をこめて認めること。=「ほめる:褒める・誉める」
✿「今月は目標達成出来て素晴らしい!」
「期限通りに仕上がってありがとう。よくやりました!」
良い結果が出ているのに承認しないと、モチベーションは間違いなく下がります。
ただほめるのではなく、良い結果に対する自分の素直な感謝や感動を自然に示すことが大切。

さぁ、「ほめて」部下(後輩)を育てるために

◆「ほめる」とは、
①「人」の価値を発見して伝える。
②「モノ」の価値を発見して伝える。
③「出来事」の価値を発見して伝える。

※「ほめる」上での大切なことは、欠点やマイナスに見えるところも、
プラス価値に転じて伝えてあげることです。

 ◆「自分が言われて嬉しいほめ言葉」を書き出してみましょう。







✿書き出した「ほめ言葉」から、ベスト3を選んでください。
✿次に2人一組になって、ベスト3の「ほめ言葉」を使ってエピソードにして、相手をほめてあげてください。
その時に大事なのは、笑顔で、しっかりうなづき、拍手することです。

★ここでのポイントは、
・3Dを使わない:「でも」「だって」「どうせ」
・4Sを使いましょう:「すごい」「さすが」「すばらしい」「すてき」


◆想像力・創造力を働かせてみましょう=「価値の創造」
次の一般的な短所を長所に言い換えてください。
短所         ⇒ 長所
気が弱い  
空気を読めない  
ケチである  
決断力がない  
わがままだ  
でしゃばりだ  
気まぐれだ  
落ち着きがない  

◆これは何のチャンスでしょう?=「価値の発見」
次の出来事の価値を発見して、伝えてください。
① 「5万円の入った財布を落とした!」

② 「家族と喧嘩した!」

③ 「上司が理不尽な指示を出してきた!」

④ 「大切なテレビ番組の録画を、家族のミスで失敗した!」

⑤ 「大切な約束に遅刻した!」

◆あなたにとって、○○とは・・・=「人生の価値を伝える」
聴く人に元気と勇気を与える表現を考えて伝えてください。
(短い言葉で、15文字以内くらいで)
 ☆あなたにとって、
 ①人生とは・・・・


 ②仕事とは・・・・


 ③家族とは・・・・


 ④友人とは・・・

★本日の営業道場での学び:「ほめる」のは誰のため?でしょう。
 ・ほめると、まず自分が変わります。
 ・相手を観る目が変わります。
 ・観る目が変わることによって、相手が変化してきます。
 ・相手の変化を観て、また自分が成長できます。

★次回の営業道場は、8月4日(金) 19:00~21:00です。
          (第1金曜日ですよ)
★場所は、新京都センタービル 5階 小会議室です。
★内容は、「顧客が満足を考える~~~“おもてなし”の本質とは」です。