☆日 時 2013年6月14日(金)
☆場 所 新京都センタービル 3階 会議室
☆参加者 8名(吉田師範、細見、分銅、山下、西村、村木、岡田、山居、)
☆内 容 「お客様の信用・信頼関係を築く交渉・折衝」の復習とロールプレイ
講師:吉田邦治 師範
- 本日の鍛錬会は、先月の稲田先生講義の復習とロープレです。
- 稲田師範の講義の復習
- 信用・信頼関係を築く
- 信用とは:お客様(相手)が、あなたの言動を信じてくれること。
- 信頼とは:お客さまが困ったとき、あなたが頼りになること。
問題解決領域で頼りにされること。
・ 信用と信頼があれば、交渉・折衝から新しいプラスサムを生み出せる。
“折衝・交渉”は「駆け引き」をすることと考えがちですが、本日の鍛錬は、お客様と“Win-Win”の関係(両者双方が納得)を作り出すことが目的です。=プラスサム交渉
- プラスサム交渉(Win-Win交渉)とは
- プラスサム交渉の一般的なプロセスは、
- 現状分析:目標の明確化(何を実現したいのか?)相手との争点の明確化
- 相互理解:双方の本質的目標の共有化 共通点、相違点、対立原因の明確化
- 目標設定:共通する利益から、共有目標を設定する
- 解決策 :目標実現のための解決等の立案
- 評 価:意思決定。実行プランの立案
- お互いが相手の交渉条件を理解した上で、互いに有利になる条件を積極的に探しだす交渉です。交渉条件(戦略的意義等)の幅を広げ、交渉の対象範囲(将来へのメリット)を広げる。互いに努力し、代替案を提示する過程で合意がなされること。
- “交渉における重要度の順位づのディスカッションで交渉・折衝を体験する
- お互いが納得できる整合性があるのか!(理論づけがしっかりとあること)。
ロープレの課題
お客様からの電話・伝言・メール | お客様の話の可能性 | 対応案とその準備 |
来月末の大型納品について話がしたいので、明日9時に来て欲しいという連絡がお客様から電話があった。 内容はその時に話すということである。 (来月末は期末。納品する品は既に手配済みである。) |
①数量変更依頼 ②分割納入依頼 ③ ④ ⑤専任窓口担当者の要請 |
社内ルールの確認 上司への報告・アドバイス要 メーカーに確認交渉 お客様の情報を嗅ぎ取る |
次期の調達方針に変更が急遽発生した、少し話がしたいので上司と共に明日11時30分に来て欲しいとの伝言があった。 内容はその時に話すということである。 |
①一方的な打ち切り 営業マンに非なし ②継続品の大幅な数量変更 ③大きな支払条件の改定、価格変更通知 ④ ⑤ |
上司のスケジュール確認 上司を選ぶ、指示を待つ 情報を思い出す 状況の確認 |
先日の契約についてもう一度話がしたいので、明日11時45分に来て欲しいとの伝言があった。 内容はその時に話すということである。 |
①簡単な契約条件の確認 ②一度白紙に戻したい ③納入量の変更 ④ランチミーティング? ⑤ |
ランチミーティングかな? 上司への報告 対応を連絡確認する 情報の確認 |
サプライヤー企業の絞り込みをしたいので、近々都合の良いときに調達課に来て欲しいとの電話があった。 詳細はその時に話すということである。 明後日の10時に訪問することにした。 |
①サプライヤー基準不適合 不良率高い ②審査書類の説明 ③ ④ ⑤ |
|
当社との営業体制について話がしたいので、上司の営業所長に明日15時に来て欲しいというメールが入った。 内容はその時に話すということである。 |
①営業マンへのクレーム対応依頼 ②営業マンを変えて欲しい ③今後の商談ストップ ④ ⑤ |
■ ロープレのテーマをグループでディスカッション(赤字をキーワードに深く掘り下る)
- お客様の話の可能性を考える、想像する。
- お客様からの情報の中から、ヒントを見つけ出し、想像する。
- 情報の整理・確認・思い出し(時間が無い時)は重要なキーワード
- 業種・業界によっても様々です
- 対応策とその準備を考える
- ロープレ (お客様=細見さん 営業マン=山下さん)
- ディスカッションの内容を基に実践 10分間 (3つ目のテーマを選択)
- お客様役はお客様になりきる(この創造力が重要です)
- 営業マンは安易に妥協点を探らず、ポジティブな姿勢から、新たなものを創造する。
- 本日のまとめ
- よく理解する。良く考える
- 創造力・想像力に磨きをかける。普段から考える習慣にする
- ロープレで練習する。
必ず役立つノウハウです。 実践に使ってみましょう~
今後もロープレは道場で取り上げて行きます。
次回の営業道場は、7月12日(金)19:00~21:00です。
★場所は、新京都センタービル 3階 会議室です。
★内容は、荒川㈱の岡田さんに「私の営業」のテーマでお話していただきます。
以上